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サヴァ?

引きこもりmarutaの日々あれこれ

最近何かが変わってきている  

昨年11月半ばに入院してから周囲が変わり始めた。

入院自体が狐につままれたような出来事だった。

「アルコール外来」という病棟には、実に様々な人たちがいた。

私のそれまでの行動半径の中では、

おそらく知り合いになる事はないであろう人達。

そこで親しくなり、「アルコール」というキーワードで、退院後も

なんとなく連絡を取り合い、飲酒欲求に耐えるために自助会へ通う人達。

飲酒欲求に耐えきれず、すぐに病院へ戻っていく人達もいる。

逆に、飲酒欲求に耐えられなかった事を報告し合い、仲間的な関係を築く人達。


私はどうなるのだろう、と入院中も退院直後も恐ろしかった。

しかし、私の知的欲求(単なる好奇心とも言う)が退院のその日から飲酒へと導いた。

「抗酒剤」を飲んでいる身体はアルコールが入るとどうなるのか、

どうしても知りたかった。


結果は、言われている通りで、一杯のワインで私の身体は下戸の反応を程よく示した。

普段飲んでも顔色の変わらない私の顔は真っ赤で、明らかに泥酔状態の目元。

終電間近かの駅近くでオダを上げているサラリーマンだ!、と鏡を見て思った。

そして100m全力疾走したかのように静まらない心拍数。

全身が引きずられるような脱力感と倦怠感。

横にならずにはいられない。

身体がしんどくて、それ以上飲めない。

急性アルコール中毒の症状だとも聞いた。

やっぱりやるべきではない実験だった事を知った。


そして今、私はアルコールを飲む事を選び、

外来の受診やデイケア、自助会への道は放棄した。

そのかわり節酒する事を心がける。

もう歩行困難の惨めな生活は二度と嫌だから。


私が2ヶ月ちょっとの入院生活で得たものは、

依存症の烙印を押された者の世間での風当たりの冷たさと

連続飲酒に走ろうとする自分をコントロールできずに苦しむ

はた迷惑な、いわば悪友的な友人一名。

これもまたあの異空間にいた、出会うはずのなかった人。。。





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Posted on 17:41 [edit]

category: お酒

thread: 今日のつぶやき - janre: ブログ

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