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今、この時に言っておきたいこと

今、私の中で兼ねてからあった疑問に一つの答えが提示されようとしています。

これは答えではなく、選択肢のうちの一つというものかもしれません。

。。。

私はかつて初めての職業として映像の撮影会社を選びました。

映画とビデオの違いもわからずに。。。

そこの会社には1年半ほどしか居りませんでした。

でもその会社の仕事内容は

当時まだカンボジアでポルポトによる内戦が続いていた時期でもあり

アフガニスタンもソ連の侵攻に反撃を続けている時期でした。

私はまだ技術者としては未熟で

そんな戦闘地域への取材に同行を許されることはありませんでした。

それでも先輩同僚たちは戦地へ赴き、そこそこの?、いえ充分に生死の境をくぐり

撮影をしていたようです。

。。。

ある時、その会社のボスであるカメラマンから質問をされました。

「もし、戦場で死にそうな現地の人を眼前にしたらどうする?」
「もし、自分の肉親の死に直面した時、その死顔を撮影すると思うか?」

私のその時の答えは

その質問を投げかけたカメラマン並び、そこにいた他の関係者とは

全く逆でした。

それは私が20歳の時の出来事です。

ですが、これ以降そこから別の会社へ移っても

私の中で、「あの時の答え」が意味することについて考え続けました。

あれから約四半世紀が過ぎました。

当時の私の答えは

目の前に瀕死の人がいたならば、撮影せずに助ける。

身内の死んでいく姿を撮影してみたい。

というものでした。

それは今も変わっていません。

つまり、私はジャーナリストには不向きなのですね。

。。。

ある時、ベトナム戦争、カンボジア内戦をムービーのカメラマンとして体験した

大先輩で、飲み友だった故人が私に重たい写真集をくださいました。

「レクイエム」というタイトルの、ベトナム、カンボジアで

亡くなったカメラマン達の写真集です。

その写真集の中で紹介されている彼らはどこそこの通信社に籍を置きながら

個人の意思で戦争という惨劇を伝えるメッセンジャーになり、銃弾に倒れました。

その写真集には、平和の中で暮らす人からの賞賛を浴びた写真は一切ありません。

彼らは、沈黙の中でその生も写真も忘れ去られようとしていたのです。

そのことを苦痛に思う同業だった方により、「鎮魂」の意味を込めて出版された写真集です。

。。。

それ以来、ジャーナリストが日本国外の戦闘地域に入り、取材中に銃撃などで死亡した場合

日本国家及び日本国民は、それに対し同情の余地はあるのか?

という疑問符が脳裏から離れませんでした。

ある人が戦闘状態の外国の地域へジャーナリストとして入る限り

身の危険は覚悟のもとであるはずであり、日本国の保護を期待するのは本末転倒ではないのか!?

というのが正直なところ、私の忌憚ない見解なのです。

。。。

そして今回、イスラム教国という道理の通らない組織に、2人の日本人が拉致拘束され

公に処刑宣告と、身代金要求をされている。

現在、巷のニュースでは後入りしたフリーランスジャーナリストの足跡を解明することで

今回の抜き差しならぬ事態に、まるで国民的シンパシーを煽るような報道が

結果的になされている、としか思えないことが残念でならない。

一人は、戦闘要員としてシリアへ入り捕虜になった。

一人はジャーナリストとしての強い自覚の元でシリアへ入り捕虜になった。

そこに国家的人道支援という言葉は当てはめられるのか?

テロリストの交渉には応じないというアメリカは、軍事力による人質解放作戦に失敗している。

この事実によって、アメリカのジャーナリストは国家的支援は全く受けられない

という自覚をしているとのだと思う。

そちらの方が、私には正常なことのように思える。

真実を伝える、という行為はあくまで個人の欲求をどこまで広げるのか

という決断ではないだろうか。

フリージャーナリストとして後入りされた方は、ジャーナリストとしてだけではなく

かつての自分のアドバイスなりが、一人の民間戦闘員の命を危うくさせてしまった

事への責務というようなニュアンスの報道もされている。

果たして、私にはジャーナリストと国家の関連性が正直なところ分からない。

今回、安倍政権が下す結論を興味深く見守りたい。

そして今後、自身の疑問への大きな参考にしたいと考えている。


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maruta

Author:maruta
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東京田舎生活、時々都会。
かつて味わった美味し〜いワインの味を忘れそうで怖い
引きこもり人のつつがない生活の記録。

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